エレコム静音キーボード「TK-FCM089SBK」のレビュー

打鍵音が静かなキーボードが欲しくてポチポチ叩いて来たのですが、妥協な値段で一番静かだったのはELECOMの静音キーボードでした。

形や線の有無で静音性は変わらないので、機種はそれでいいとして次に考えたのがキーボードのサイズ。本当はテンキーレスが欲しいのですが、ラインナップにないのでフルサイズかミニキーボードのどちらかになります。

キーボードのサイズは個人の環境に依存するので人それぞれとなりますが、私の場合はフルサイズだと空きスペースが無くなるのでコンパクトを選びました。ちなみにフルサイズキーボードだと横幅446.0mmで、ミニキーボードは302.4mmになります。

次に無線か有線か。コードが無くて邪魔にならないとか、電池交換が面倒とか、それ以外にもどちらも一長一短ですが、決定打となったのはレビューで読んだ無線だとスリープモード中に入力すると最初の数文字が反応しないとの書き込みで、有線を選びました。

結局購入したのはELECOM「TK-FCM089SBK」でした。

[補足]
  • フルサイズキーボード(有線)「TK-FCM090SBK」
  • フルサイズキーボード(無線)「TK-FDM092STBK」
  • ミニキーボード(有線)「TK-FCM089SBK 」
  • ミニキーボード(無線(Bluetooth))「TK-FBM093SBK」
  • ミニキーボード(無線(USB))「TK-FDM091STBK」

使ってみた感想

少しカチャカチャするキーや底づきした時に低い音がなったりするので、まったくの無音という訳ではないですが、普通のキーボードと比べるとかなり静かです。叩くようにタイピングする人だと少しうるさいかもしれませんが、一般的なキーボードのように響く音ではないです。

理想としては全くの無音を求めていますが、そんなの存在しないので静かさに関しては概ね満足しています。しかし、不満もありここから先は不満点を上げていこうと思います。

ここが不満

角度調整できない

よくキーボードの裏に付いている角度を調整する折りたたみのレバーみたいなものが付いていません。最初から角度が付くように設計されているので、フラットにすることが出来ません。

キーが深くて↑キーが押しづらい

メンブレンなのであるキーを押した時の深さはある程度なるものなのですが、上下左右のキーの上キーが押しづらい。

ミニキーボードはキー配置が特殊で上下左右キーの縦幅が普通のキーの半分くらいしかありません。パンタグラフならストロークが短いので少し押しただけで反応するのですが、メンブレンだとストロークが深いので指をたてて押し込まなければなりません。普段、指の腹で押しているので使いづらい。

枠が高くて端のキーが押しづらい

これもメンブレンが関係しているのかもしれませんが、一番外側のキーを囲むように枠があり、この枠がキーを押し込んだ状態よりも高くて押し込みが途中で邪魔されます。

特に指を寝かせた状態で押すスペースキーとかがある下側のキーで枠が邪魔だと感じます。

パンタグラフ用に設計されているのではないかと思ったり思わなかったり。

キーの端が斜めで隣のキーに引っかかる

キーの端が台形に広がっており、キーとキーの間の隙間がほとんどありません。そのため、隣のキーを一緒に押してしまうミスタッチや押したキーが戻るときに爪が引っかかるといったことがたまに起こります。

Shiftキーがうるさい

サイズが大きいキーは音が大きいことがよくありますが、EnterやSpaceは他のキーより少し音が大きいくらいなのに左シフトだけがパチパチと異様にうるさい。

Ctrlキーが押しっぱになる

他の方のレビューにも書いてあったのでよくあることなのかもしれませんが、左Ctrlキーが沈んだまま戻ってこなくなることがあります。ただ購入直後にたまに起こっていた現象でしばらく使っていたらいつの間にか戻ってこなくなることは無くなった。

ちなみに沈んだままになったらCtrlキーを何回か押すと元に戻る。

感想

正直、Realforceが全てにおいて満足できそうだと思いましたが、打ち心地さえ気にしなければ静かさだけならELECOMの静音キーボードもなかなかいいと思う。

ただ値段相応というか作りがあまいのが残念。かと言ってもう少し高いキーボードを選ぶとしても、他の静音キーボードはキートップのカチャカチャ音消せてないし、メカニカルキーボードもいくら静音なスイッチであってもキートップの音は絶対消えないし、パンタグラフは静かではあるがカチカチ音はするので、手頃な値段では選択肢が少ない。

追記

静音なのは間違いないのだが、キーの形や傾斜が合わないのでタイプミス増えるしキーの真ん中押さないと引っかかりがあるで変更を考えてる。

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